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繰り返される失敗への道と脱出方法

2020年8月16日

創世記38:1−30


林 健二 牧師(ケンケン)


1、繰り返されるユダの失敗

・繰り返される失敗へのターニングポイント 創世記 38:1

ターニングポイント→兄弟たちから離れること

そのころ→ヨセフを売ったころ(37:26-27)

罪→争い→分裂


・ユダの失敗1
創世記 38:2 兄弟を離れる→誘惑
カナン人との結婚
(創世記 24:3、28:1、26:34-35、28:8...)
兄弟を離れる

→ノーアドバイス→歴史から学ばない
Iコリント 15:33-34


・ユダの失敗2

創世記 38:6-7 エルの教育に失敗

怒る רע; (ラー):悪 (創世記 6:5、13:13)

ノアの時代、ソドムの時代のような悪

兄弟から離れている→軌道修正されない

5 創世記 38:10 オナンの教育にも失敗

⇒子供の教育に失敗


・ユダの失敗3と4...
創世記 38:11、38:14

→すべてタマルのせい 遊女と交わり、タマルを焼き殺せ

⇒自分の失敗は認めない、他人は責める


2、ユダの悔い改めとイエスの系図

・失敗を繰り返したユダの悔い改め

創世記 38:26「私よりも正しい」


・イエス・キリストの系図
創世記 1:1、1:3
ヨセフではなく、ユダ、タマル

タマル=異邦人で女性→特別な存在


・タマルの動機
賢いタマルの賢くない賭け→動機は?

自己中心な動機?→子を産むことが自分の価値

⇒神様は人の足りなさも用いて御心を進める

御心中心の動機?→神の民の子孫を残す重要さ

⇒神様は人種、性別関係なく、用いて下さる


3、私達への適用

・あの女は私よりも正しい

悔い改めのターニングポイント

⇒自分の正しさを捨てる


・ユダのようなタマルのような私たち

ユダのように失敗を繰り返す

→「あなたが正しい」と悔い改める

タマルのように神と関係なさそう

→神の計画に生きようと決断する

⇒聖めて大切な御用に用いて下さる


創世記38章1−30節

1そのころのことであった。ユダは兄弟たちから離れて下って行き、その名をヒラというアドラム人の近くで天幕を張った。

2そこでユダは、あるカナン人で、その名をシュアという人の娘を見そめ、彼女をめとって彼女のところに入った。

3彼女はみごもり、男の子を産んだ。彼はその子をエルと名づけた。

4彼女はまたみごもって、男の子を産み、その子をオナンと名づけた。
5彼女はさらにまた男の子を産み、その子をシェラと名づけた。彼女がシェラを産んだとき、彼はケジブにいた。

6ユダは、その長子エルにタマルという妻を迎えた。

7しかしユダの長子エルは【主】を怒らせていたので、【主】は彼を殺した。

8それでユダはオナンに言った。「あなたは兄嫁のところに入り、義弟としての務めを果たしなさい。そしてあなたの兄のために 子孫を起こすようにしなさい。」

9しかしオナンは、その生まれる子が自分のものとならないのを 知っていたので、兄に子孫を与えないために、兄嫁のところに 入ると、地に流していた。

10彼のしたことは【主】を怒らせたので、主は彼をも殺した。

11そこでユダは、嫁のタマルに、「わが子シェラが成人するまで、 あなたの父の家でやもめのままでいなさい」と言った。それはシェラもまた、兄たちのように死ぬといけないと思ったからである。タマルは父の家に行き、そこに住むようになった。

12かなり日がたって、シュアの娘であったユダの妻が死んだ。その喪が明けたとき、ユダは、羊の群れの毛を切るために、そ の友人でアドラム人のヒラといっしょに、ティムナへ上って行 った。

13そのとき、タマルに、「ご覧。あなたのしゅうとが羊の毛を切 るためにティムナに上って来ていますよ」と告げる者があった。

14それでタマルは、やもめの服を脱ぎ、ベールをかぶり、着替 えをして、ティムナへの道にあるエナイムの入口にすわってい た。それはシェラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知っていたからである。

15ユダは、彼女を見たとき、彼女が顔をおおっていたので遊女だと思い、

16道ばたの彼女のところに行き、「さあ、あなたのところに入ろう」と言った。彼はその女が自分の嫁だとは知らなかったからである。彼女は、「私のところにお入りになれば、何を私に下さいますか」と言った。

17彼が、「群れの中から子やぎを送ろう」と言うと、彼女は、「それを送ってくださるまで、何かおしるしを下されば」と言った。

18それで彼が、「しるしとして何をあげようか」と言うと、「あ なたの印形とひもと、あなたが手にしている杖」と答えた。そこで彼はそれを与えて、彼女のところに入った。こうしてタマルは彼によってみごもった。

19彼女は立ち去って、そのベールをはずし、またやもめの服を着た。

20ユダは、彼女の手からしるしを取り戻そうと、アドラム人の友人に託して、子やぎを送ったが、彼はその女を見つけることができなかった。

21その友人は、そこの人々に尋ねて、「エナイムの道ばたにいた 遊女はどこにいますか」と言うと、彼らは、「ここには遊女はいたことがない」と答えた。

22それで彼はユダのところに帰って来て言った。「あの女は見つかりませんでした。あそこの人たちも、ここには遊女はいたことがない、と言いました。」

23ユダは言った。「われわれが笑いぐさにならないために、あの女にそのまま取らせておこう。私はこのとおり、この子やぎを送ったのに、あなたがあの女を見つけなかったのだから。」

24約三か月して、ユダに、「あなたの嫁のタマルが売春をし、そのうえ、お聞きください、その売春によってみごもっているのです」と告げる者があった。そこでユダは言った。「あの女を引き出して、焼き殺せ。」

25彼女が引き出されたとき、彼女はしゅうとのところに使いをやり、「これらの品々の持ち主によって、私はみごもったのです」 と言わせた。そしてまた彼女は言った。「これらの印形とひもと杖とが、だれのものかをお調べください。」

26ユダはこれを見定めて言った。「あの女は私よりも正しい。私が彼女にわが子シェラを与えなかったことによるものだ。」それ で彼は再び彼女を知ろうとはしなかった。

27彼女の出産の時になると、なんと、ふたごがその胎内にいた。

28出産のとき、一つの手が出て来たので、助産婦はそれをつか み、その手に真っ赤な糸を結びつけて言った。「この子が最初に 出て来たのです。」

29しかし、その子が手を引っ込めたとき、もうひとりの兄弟の ほうが出て来た。それで彼女は、「あなたは何であなたのために 割りこむのです」と言った。それでその名はペレツと呼ばれた。

30そのあとで、真っ赤な糸をつけたもうひとりの兄弟が出て来 た。それでその名はゼラフと呼ばれた。


聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会


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by NC3blog | 2020-08-29 23:07 | Sunday Service

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