「福音の真理に向かってまっすぐに」6月14日 日曜礼拝
2020年 06月 23日
2020年6月14日
ガラテヤ2:11−16
太田 穣神学生
I.行いによって認められようとする歩みは、非常 に危険である。
A.行いによって認められようとする歩みは、欺瞞に 満ちていて、偽りの行動を生みだす。
2:11 ところが、ケファがアンティオキアに来たとき、 彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。
2:12 ケファは、ある人たちがヤコブのところから来 る前は、異邦人と一緒に食事をしていたのに、 その人たちが来ると、割礼派の人々を恐れて異邦人から身を引き、離れて行ったからです。
・「 ケフ ァ 」
→イエスの 12 弟子の一人であるペテロ。
・「アンティオキア」
→使徒の働き 11 章 19-26 節
異邦人もユダヤ人も混ざって集まり、礼拝していた。
・「ある人たち」
→ユダヤ人クリスチャンが中心となっている教会から来た人々。
・ユダヤ人と異邦人との葛藤があった。
⇒パウロは、ペテロの欺瞞性に対して抗議した。行いによって認められようとすることは、恐れ を生み出し、偽りの行動につながる。
B.行いによって認められようとする歩みは、人々を 巻き込む
2:13 そして、ほかのユダヤ人たちも彼と一緒に本心 を偽った行動をとり、バルナバまで、その偽り の行動に引き込まれてしまいました。
⇒私たちは、時に、誰かに認められたいという思いから、偽りの行動をしてしまうことがあるのではないでしょうか。行いによって認められようとする歩みは、欺瞞に満ちており、周りの人を巻き込んでいくという大きな危険がある。
II.福音の真理一つであり、それは信仰によって義 と認められることである。
A.行いによる義は、福音の真理ではない。
2:14 彼らが福音の真理に向かってまっすぐに歩ん でいないのを見て、私は皆の面前でケファにこ う言いました。「あなた自身、ユダヤ人であり ながら、ユダヤ人ではなく異邦人のように生活 しているのならば、どうして異邦人に、ユダヤ 人のように生活することを強いるのですか。」
⇒この問題の根本は、福音の真理に向かって、 まっすぐに歩んでいないということである。
B.信仰による義こそ、福音の真理である。
2:15 私たちは、生まれながらのユダヤ人であって、 「異邦人のような罪人」ではありません。
2:16 しかし 、人は律法を行うことによってではなく 、 ただイエス・キリストを信じることによって義 と認められると知って、私たちもキリスト・イ エスを信じました。律法を行うことによってで はなく、キリストを信じることによって義と認められるためです。というのは、肉なる者はだれも、律法を行うことによっては義と認められないからです。
・「異邦人のような罪びとではない」 →ユダヤ人からしたら自分たちは特別で、異邦人は罪びと。しかし、そのユダヤ人的な生き方、 行いによって義と認められるわけではないとパウロは教えている。
・義と認められる
→義というのは、正しさを表している。絶対的主権者である神様の前で正しいと認められるという意味。
⇒私ではなく、イエス・キリストが正しい道を歩んでくださったイエス・キリストを通して、神 様の前で正しいものと認めてもらえた私たちは、もう周りの人から認められたいと思って行動す る必要はない。
信仰によってのみ義とされるという福音の真理を忘 れ、欺瞞に満ちた行動や、見せかけの行いで認めら れようとしてしまう時、もう一度福音の真理を思い 起こし、悔い改め、福音によって行動しよう。
★イベント★
☆ Heart & Soul(毎週金曜夜) * 6月はお休みです
☆愛知県の緊急事態宣言が解かれる六月からグレイスハウスで集っています。三月の頃のように、普段の生活の中でもうらぬよう、気をつけつつ、礼拝では消毒マスク着用、換気を徹底して行くつもりです。